ニンニクには疲労回復の効果なし!
古代エジプトのピラミッドを建設する労働者にはニンニクやタマネギが支給されたとい記録が残っています。
その影響からか、疲れた時にニンニクを食べるという方も多いでしょう。
ですが、ニンニクには疲労回復効果は期待できません。
ニンニクやタマネギにはアリシンという成分が含まれています。
アリシンは切ったり、潰したり、加熱したりといった調理の過程でアリインという成分に変化します。
アリインはビタミンB1に結びつくとその効果を持続させて糖質の代謝を安定的に支えます。
古代エジプトのようにエネルギーの不足が疲労に直結する時代ではエネルギー代謝に欠かせないビタミンB1、それを持続的に働かせるアリインなどの成分は不可欠だったでしょう。
ですが、それをそっくりそのまま現代人に当てはめるのには無理があります。
現代人は昔に比べて栄養豊富な食生活を送っています。
余程貧しい食生活を送っていない限り、エネルギー不足による疲労は起こらないんです。